生後1~3ヶ月までの
母乳育児

完全母乳や混合など、形にこだわらず赤ちゃんが欲しがるたびに授乳を続けてきた人であれば誰もが軌道にのる時期です。
ただし、この時期は体格や発達、睡眠、泣き方、哺乳の仕方などあらゆる面で個人差が出てきます。
そのために母乳育児が順調に進んでいても、母乳が足りてないのでは・・・と不安に思うママも多いよう。
しかし、そのほとんどが個人差の範囲内なのです。
子供の成長を大きな心で見守ってあげてください。

生後1~3ヶ月までの赤ちゃん

生後1ヶ月までは1日の大半を眠って過ごすことが多いのですが、1ヶ月を過ぎたころから目覚めている時間が徐々に増えてきます。
生後2ヶ月以降は昼間目を覚ましている時間が長くなり、夜に比較的まとまって眠るようになります。
しかし、睡眠時間や睡眠の時間帯にはまだまだ個人差がある時期。
赤ちゃんの睡眠時間が短い、夜まとまって眠らない・・・といった不安も多いようですが、そのほとんどは心配ありません。

生後1ヶ月を過ぎると外の生活にもだいぶ慣れてきて、体の各部分(血液の流れや消化器の働き、脳や内臓など)の働きもしっかりしてきます。
視力も少しずつ発達して、生後1ヶ月過ぎにはお母さんの顔を目で追うようになるでしょう。

さらに2ヶ月過ぎには、赤や黄色などのはっきりした色に興味を示すようになります。
目を見てあやすと笑ったり、嬉しそうに手足をばたつかせたりすることも。
色んな表情やしぐさをみせ、かわいらしさに磨きがかかる時期です。

この時期の母乳育児

最初に記したとおり、この時期は赤ちゃんが欲しがるたびに授乳を続けてきた人であれば誰もが軌道にのります。
ただし、最初から混合栄養で母乳の回数が1日5~6回以下といった場合には3ヶ月たってもまだ母乳育児が軌道にのらないことも。
これはママのおっぱいよりも哺乳瓶に慣れてしまい、母乳をよく飲まない=母乳の出が少ないことが原因といえます。
母乳の回数を増やしながら、根気よく継続してみましょう。

また、母乳育児が軌道にのっていながら“母乳不足感”にさえ悩まされるママも多いとか。
その原因はさまざま(ちょこちょこと1日中飲む、1回の授乳が5分程度で終わってしまう、30分くらいは吸っている、ムラがあるなど)ですが、どれもみな正常の範囲なのです。
体格や発達と同じように、哺乳の仕方にもその子その子の個性があります。
あまり神経質にならず、ママと赤ちゃんの母乳育児に自信を持ちましょう!

これって大丈夫?

この時期に多い心配事として、授乳回数やその時間があげられます。また、体格の違いや体重の増え方に関する悩みも多いとか。
実際はそれぞれに赤ちゃんの個人差が出てきただけなのですが、それらすべてが「母乳不足ではないか」という不安につながってしまうようです。

いずれの場合も1つ1つに執着するのではなく、全体の様子(機嫌がよく元気もあるなど)として観察してみてください。
その大半はママの“母乳不足感”からくるものであって、何ら問題のないケースです。
他にも乳房・乳頭のトラブルや母乳の質と母親の食事、舌小帯などの悩みがみられます。

Column:混合栄養から完全母乳への切り替え

今までは混合栄養だったけど、母乳1つで育ててみたい・・・というママに朗報です。
この時期であればまだまだ母乳が出るので、混合栄養から完全母乳へと切り替えることができますよ。
かといって、いきなり・・・というわけにはいきません。
まずは、ミルクの足し方を工夫するところから始めます。
いつもと同じ量のミルクを足すのではなく、赤ちゃんの様子を見ながらその時々によって変えてみましょう。

ちなみに、ミルクは少し足りないくらいに思える量を足すのがいいとされています。
おっぱいが張ってきていれば、朝などは母乳だけで足りるかも知れません。
夕方~夜にかけては母乳の出が悪くなることも多いと思いますが、そんな時は無理せず一休みするのもいいですよ。
このように少しずつ母乳だけの回数を増やして、完全母乳に移行してみてください。また、母乳育児には周囲の協力も必要不可欠です。
ご主人や家族の人たちにも理解してもらい、出来る限りのことは協力してもらいましょう。